メンバーの皆さんへ

2020年という年は、私たちダイブプロフェッショナル、ダイブセンター、業界、そして世界中の人々にとって、どう対応したらいいのかわからないほど大変な年になってしまいました。

私たちにとって今年は、とても勢いに乗って始まったかと思った途端、このウィルス問題に見舞われました。アジアやヨーロッパの地域事務所やメンバーは早くからその影響を感じ、続いてアメリカやオーストラリアに広がりました。会社の代表として、私の第一の懸念事項はスタッフの家族や彼らの安全でした。ほぼ全スタッフに自宅から遠隔で仕事をするよう指示し、商品倉庫や本部オフィスは最小限のスタッフで運営し始めました。この新しい条件下での運営がまわり始めると、私たちは現在最も私たちのサポートが必要な人々、つまりメンバーの皆さんのサポートに取り組み始めました。この瞬間、単なる事業者・サービス供給者という立場以上の、私たちが存在する本質的価値に気づいたのです。私たちが電話をしたのは、商品販売や購入状況について、またはあれこれ指示をするためではありません。私たちはいつもまず次の2つの質問をしてきました。「お元気でやっていますか？」「今、私たちにできることはありますか？」
皆さんが健康で幸せであることは私たちにとって大変重要です。なぜなら、皆さんは私たちの命であり、血であり、私たちの成功であり失敗でもあるのです。この危機下において、皆さんはひとり孤独ではありません。私たちも皆さんと一緒にこの危機に取り組んでいきます。

私たちは、怯むことなく活動しています。皆さんの中には、少しずつ前進し回復に向かっている方もあれば、未だロックダウン状態の方もいらっしゃいます。国境が開き、ダイバーが自由に旅行できるようになり、皆さんがサービスを再開し新しいお客様や既存のお客様を迎え入れることができる時、私たちも一緒にここにいます。皆さんがお客様をプールにお連れし、彼らが目を丸くして興奮しながら初めて水中で呼吸している時、私たちも全力でサポートするためにここにいます。単なるトレーニング団体としてではなく、まず何よりも先に皆さんのために活動するパートナーとして、皆さんのビジネス成長を精一杯サポートすることが私たちの責任です。これはかねてから私たちの哲学であり、今後も変わることはありません。

このリニューアルシーズンに、皆さんにお支払いいただくものは皆さんにとって有益なものとなって返ってくるでしょう。これが相互に協力し合うということです。では、私たちは皆さんにどう還元していくのか？　2021年リニューアル費用の半分はEラーニングのクレジットという形で還元いたします。皆さんに、少しでもより多くの講習を実施し少しでもさらに利益が出るために必要なツールを提供したいのです。

このウィルス問題がいつ終焉するのか私たちにはかわかりません。しかし海はそこにあり私たちを待っていることは確かです。私たちを魅惑してやまない海の生物たち、ケーブシステム、深海に沈むレックなど、私たちが戻ってくるのを待っています。そして私たちも皆さんをお待ちしています。2020年は本当に厳しい年となりました。2021年、共に協力して立ち向かっていきましょう。

皆さんと共に、、、

ブライアン・カーニー
会長